法人・健康経営

法人向けジム福利厚生 導入事例集2026|利用率20%から35%に伸ばした企業の工夫

フィットネス補助制度は「作って終わり」になりがちです。実際に利用率を伸ばした企業の工夫を事例ベースで紹介。chocoZAP法人プランの導入効果や、利用率20%台から30%台に伸ばした社労士法人の取り組みなど、明日から使える具体策をまとめました。

2026-07-1410分This article is only available in Japanese
目次

制度を作っても、使われなければ意味がない

健康経営×フィットネス補助の完全設計ガイドでも触れた通り、フィットネス補助制度は導入企業の多くが「利用率10%未満」という壁にぶつかります。この記事では、実際に利用率の改善に成功した企業の取り組みを事例ベースで紹介します。制度設計の参考にしてください。


事例1:chocoZAP法人プラン導入企業(利用率82%)

ある企業がchocoZAP(RIZAPグループ)の法人会員プランを導入した事例では、従業員負担ゼロ円での提供を行った結果、サービス利用率82%という高い数値を記録しました。

導入2ヶ月後の従業員アンケートでは、次のような声が寄せられています。

  • 「週末の買い出しのついでに立ち寄れるので週1で通えるようになった」
  • 「気軽に利用できるので、筋トレをするきっかけになった」

ポイントは「従業員負担ゼロ」と「立ち寄りやすい店舗数の多さ」の組み合わせです。無人型・格安チェーンは店舗数が多いため、「わざわざ行く場所」ではなく「生活動線上に自然にある場所」として使われやすいという特性が、この高利用率につながったと考えられます。


事例2:社会保険労務士法人ベスト・パートナーズ(利用率20%→35.3%)

社会保険労務士法人ベスト・パートナーズでは、フィットネス関連の福利厚生を導入する前、運動を行っている従業員の割合は全体の20%にとどまっていました。導入から2ヶ月後には35.3%まで上昇しています。

従業員からは以下のような声が挙がっています。

  • 「気軽に利用できるため、筋トレをするきっかけになった」
  • 「体重や血圧を毎日測る習慣がついた」

この事例が示すのは、「運動習慣がなかった層」を動かすには、心理的なハードルの低さが鍵になるという点です。単に制度を作るだけでなく、日々の健康記録(体重・血圧など)と組み合わせることで、運動そのものへの抵抗感を下げる工夫がされています。


事例3:株式会社北沢特殊土木(社内ジム導入)

株式会社北沢特殊土木では、社内にジムを設置する形で福利厚生を導入しました。結果として利用率が高く維持されているだけでなく、従業員同士のコミュニケーションが増加し、健康意識の向上だけでなく社内の結束力強化にもつながったと報告されています。

外部ジムの法人契約とは異なり、社内設置型は初期投資が大きくなりますが、「毎日顔を合わせる場」としての副次効果が期待できるのが特徴です。


事例4:オンサイトセッション導入によるジム利用率の急増

プロトレーナーによるオンサイトセッション(社内でのレクチャー・アナウンス)を導入した企業の事例では、社内ジムの認知度が上がり、翌週からジムの利用率が上昇、食事に気をつける社員も増加したと報告されています。

制度を告知するだけでなく、「専門家が実際に来て教えてくれる」という体験を一度作ることが、利用のきっかけになりやすいことを示す事例です。


4つの事例から見える共通の成功パターン

施策 効果の傾向
従業員負担をゼロにする 心理的ハードルを下げ、利用率を大きく押し上げる
生活動線上にある店舗数の多いチェーンを選ぶ 「わざわざ行く」から「ついでに寄る」に変わる
健康記録(体重・血圧など)と組み合わせる 運動未経験層の参加を後押しする
社内報や研修での定期的な告知 制度の存在を忘れさせない
プロによるオンサイト体験会を実施する 制度導入直後の利用率を押し上げる起爆剤になる
パイロットユーザー(運動意識の高い数名)を先行させる 社内の口コミ・利用文化を作る土台になる

導入時に検討すべきチェックリスト

  • 従業員負担額はゼロ、または心理的に「安い」と感じる水準か
  • 従業員の生活動線(自宅・職場・通勤経路)上に店舗があるチェーンか
  • 導入初期に体験会・説明会などの「きっかけ」を用意できるか
  • 健康記録や社内報など、継続的な接点を作れる仕組みがあるか
  • 利用率を定点観測し、改善サイクルを回す担当者がいるか

よくある質問

Q1. どの事例が自社に一番当てはまるか分かりません。何を基準に選べばいいですか?

従業員の年齢層・勤務形態(オフィス勤務か現場作業かなど)・拠点の分散度合いによって向き不向きが変わります。拠点が全国に分散しているなら店舗数の多い格安チェーンとの法人契約、単一拠点に従業員が集中しているなら社内ジム設置型が検討しやすい傾向があります。

Q2. 利用率はどのくらいの期間で判断すればいいですか?

上記の事例では、いずれも導入から1〜2ヶ月というタイミングで最初の効果測定を行っています。まずは2ヶ月を目安に利用率を計測し、告知方法や制度内容を見直すサイクルを回すことをおすすめします。

Q3. 制度設計や税務処理の詳細はどこで確認できますか?

制度設計・税務上の扱い・効果測定の具体的な方法は、健康経営×フィットネス補助の完全設計ガイドで詳しく解説しています。この記事と合わせて参考にしてください。


まとめ

  1. 従業員負担ゼロと店舗数の多さの組み合わせは、高い利用率につながりやすい(chocoZAP法人プランの事例)
  2. 健康記録との組み合わせは、運動未経験層を動かすきっかけになる(社労士法人の事例)
  3. オンサイト体験会やパイロットユーザーの活用は、導入初期の起爆剤になる

制度を作った後の「使われ続ける仕組み」まで設計することが、フィットネス福利厚生を成功させる分かれ目です。


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